GELIでディスクを暗号化する

再び日本国内で地震が発生したので、遠隔地へのデータバックアップを行うことにした。

やり方は、以前のエントリにあるように、FreeBSDのGELIを使うことにした。

まず、USBディスクをつなぐ。このとき、da2 として認識されたとして以下のコマンドをたたく。これで/mnt/secretに暗号化されたディスクをマウントできる。


#geli init -s 4096 da2
#geli attach da2
#newfs /dev/da2.eli
#mount /dev/da2.eli /mnt/secret
このあたりは、man pageにある通り*1

ただしここではキーファイルは使わず、パスフレーズだけを使う。キーファイルを使う場合、キーファイルの扱いに困るため。キーファイルを紛失したら終わりなので、保管する必要があるが、暗号化ディスクに収めると、文字通り金庫の中にその金庫の鍵状態だし、暗号化ディスクの一部のパーティションを切ってそこに保存してもいいが、そうすると今度はキーファイルの意味がないわけで。さしあたっては、忘れないだろうパスフレーズで運用することにする。

次にバックアップデータをコピーする。手元では、*NIXマシンはdumpで、Windowsマシンはべたファイルで保存してあるので、afioでせこせこコピーする。

ひととおり終わったら、


# umount /mnt/secret
# geli detach da2.eli
として接続を解除して、USBディスクを取り外す。後は、このディスクを遠隔地で保管してもらえばOKか。

なお、ちょいGELIによる暗号化ディスクの状態を調べるには、 geliコマンドを status か list 引数でたたけばよい。

*1:manpageの引き写しなのでディスク全部を単一のファイルシステムに割り当てている。が、パーティション/スライス単位にでもGELIは適用できるだろうから、fdiskで切ってからの方がよかったかもしれない